
サルマ・アーメド
カイロ:エジプトのハレド・アブデル=ガファル高等教育科学研究大臣は5月21日、同国で7月16日以降に、COVID-19の新たな感染症例が報告されるとは予測していないと述べた。
「報告された感染者の数は昨日(5月20日)の時点で、14,000人以上に達しました」と、アブデル=ガファル大臣は述べた。「この危機が終息するまでに、37,000人に達すると予測しており、多分これは7月16日までにそうなるでしょう。この数字は変わるかもしれませんが、これが現時点での私たちの予測です」
エジプトのアブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領も出席した、アレクサンドリアでの住宅建設国家プロジェクトの第3期の竣工式で、アブデル=ガファル大臣はスピーチしていた。
5月20日現在、国内で14,229人がCOVID-19に感染したことになっており、そのうち3,994人が回復して隔離病舎から退院し、その一方で680人が死亡している、とエジプトの保健省は発表した。
感染報告人数の 1日あたりの平均増加率は「想定内」であり、懸念材料とはならない、とアブデル=ガファル大臣は述べた。1日あたりの新規感染者数が、平均500人から1,000人までなのは想定内と考えられている、と同大臣は主張した。
「1日当たり(報告される感染者数)の平均人数が、15,000人、 20,000人、30,000人に達したと、私たちが耳にしたことはまだありません」と同大臣は述べ、感染者数は増加率と同様に重要ではないと付け加えた。
5月28日までに、国内で報告されるCOVID-19の感染者数は、恐らく15,000人から 20,000人くらいになるだろう、と同大臣は予測した。
3月30日から4月15日までの感染者の増加率は、8パーセントから10パーセントに変わったが、心配していなかった、と同大臣は述べた。4月15日から5月20日までの増加率は、5パーセントから5.6パーセントになった、と同大臣は述べ、このような増加率では心配の種とはならない、と再び述べた。