
イスタンブール:レジェップ・タイップ・エルドアン大統領の極右の政敵は水曜日、トルコ野党に対する汚職捜査は不公正だと非難した。これは、同氏が刑務所から釈放された翌日のことだった。
反移民を掲げる小規模政党「勝利党」の党首、ウミット・オズダ氏ーは、1月20日に公の場で憎悪を煽動した容疑で、公判前の勾留処分を受けていた。
火曜日に裁判所は彼に2年4ヶ月の実刑判決を下したが、既に服役した期間を考慮して釈放を命じた。
彼はまた、エルドアン大統領への侮辱罪(エルドアン氏の批判者を黙らせるために頻繁に用いられる罪状)で別件の裁判を受けており、次回の公判は9月10日に予定されている。
オズダー氏は水曜日、アンカ通信社に対し、主要野党CHPが運営する自治体に対する一連の法的調査は一方的で「有害」だと述べた。
「与党AKPには一つの法律を適用し、野党には別の法律を適用することは、社会に極めて有害な分断を引き起こしている」と述べた。
「CHPの自治体だけが腐敗に関与しており、AKPの自治体には起訴に値する腐敗はないと国民を説得することはできない」と述べた。
過去9ヶ月間、CHPの市長や自治体職員に対する汚職容疑での法的措置が急増しており、オブザーバーはこれを、2024年の地方選挙でエルドアンのAKPに大きな勝利を収めたCHPを弱体化させるための政府の措置と見ている。
最も議論を呼んだ措置は、エルドアン大統領の最大の政治的対立相手であり、CHPの2028年大統領選候補であるイスタンブール市長のエクレム・イマモール氏の解任だった。
彼は3月19日、汚職調査とテロ組織とのつながりの疑いで逮捕された。批判者は、これは彼の出馬を阻止するための措置だと主張している。
彼の逮捕は、2013年以来最悪の街頭暴動を引き起こし、全国で抗議デモが起きた。
AFP