
ロンドン:パレスチナ大統領マフムード・アッバース氏は、イランとイスラエルの停戦実現と、中東での全面戦争の回避に向けたドナルド・トランプ米大統領の努力を称賛した。
アッバース大統領は書簡の中で、2023年10月に始まったガザ地区でのイスラエルとハマス間の戦争を止め、54,000人以上のパレスチナ人(その大半は女性と子供)が殺害され、何百万人もの人々が避難を余儀なくされている状況を打開するよう、米国大統領に求めた。
同大統領は、米国が仲介するガザの停戦は、「あなたが代表する意志とリーダーシップがあれば、この地域の国民に、平和が達成され、正義が勝ち残るという希望を与えるだろう」と述べた。
さらに、パレスチナ自治政府は、パレスチナ人とイスラエル人の間の公正かつ包括的な平和を実現するために、米国、サウジアラビア、その他のアラブ諸国、イスラム諸国、欧州諸国と協力する用意があると付け加えた。同大統領は、イスラエルの占領を終わらせ、パレスチナ国家を設立するための交渉を行う用意があると述べた。
「あなた方と共に、不可能と思われたことを実現できる:承認され、自由で主権と安全を保障されたパレスチナ;承認され安全を保障されたイスラエル;そして平和、繁栄、統合を享受する地域を」とアッバース氏は書いた。
「私たちは、あなた方が私たちの地域に新たな歴史を築き、世代にわたって失われた平和を回復する能力に、希望と自信を持っている」