
ロンドン:エジプトのバドル・アブデルアーティー外相は日曜日、東エルサレムを首都とし、ヨルダン川西岸地区とガザ地区におけるパレスチナの国家承認を急ぐ必要性を強調した。
同代表は、EUの中東和平プロセス担当特別代表であるクリストフ・ビゴ氏とカイロで会談した際に発言した。ワファ通信が報じたところによると、アブデルアーティー氏は、パレスチナ国家の樹立が、この地域の恒久的な平和、安全、安定を達成する唯一の方法であると述べた。
アブデルアーティー氏は、パレスチナ国家が国際的に広く承認され、パレスチナ問題を平和的手段で解決することを目的とした国際会議が開催されることを希望した。
アブデルアーティー氏の発言は、フランスのジャン=ノエル・バロ外相の発言に続くもので、バロ外相は日曜日、フランスのLCIニュースチャンネルとのインタビューで、フランスは「パレスチナ国家を承認する決意がある」と述べ、ガザの人道的状況の悪化に鑑み、国際的な行動が緊急に必要であることを強調した。
パレスチナ国家承認への国際的支持を喚起するためのフランスとサウジアラビアの会議は、6月中旬に開始される予定だったが、イランとイスラエルの対立と地域の緊張の高まりを理由に、主催者側が延期した。
「私たちはパレスチナ国家を承認することにコミットしており、これは、国家樹立のために必要な条件を整えるよう、すべての当事者に働きかける共同イニシアチブの一環として行われる」とバロ外相は語った。
彼は、ここ数週間ガザでイスラエル軍によって何百人ものパレスチナ人援助希望者が殺害されたことを、「人間の尊厳に対する侮辱であり、恥辱である 」と呼んだ。