
ハルツーム:戦争で荒廃したスーダン北東部で金鉱の一部が崩壊し、11人の鉱夫が死亡、7人が負傷したと国営鉱山会社が日曜日に発表した。
2023年4月にスーダンの正規軍と即応支援部隊(RSF)の間で戦争が勃発して以来、スーダンの金産業は両陣営の戦費の大部分を賄ってきた。
スーダン鉱物資源会社(SMRC)は声明の中で、崩壊はスーダン北東部紅海州の軍支配下の都市アットバラとハイヤの間に位置する人里離れた砂漠地帯ハウエイドの「キルシュ・アル・フィル鉱山の職人用立坑」で発生したと述べた。
崩壊がいつ起こったかについては触れていない。
戦争は3年目を迎え、スーダンの経済はすでに壊滅的な打撃を受けているが、軍に支えられた政府は2024年に64トンという記録的な金生産を発表した。
アフリカ第3位の規模を誇るスーダンは、アフリカ大陸でも有数の金産出国だが、採掘される金の大半は職人による小規模な金採掘が占めている。
大規模な工業施設とは対照的に、これらの鉱山では安全対策が不十分で、危険な化学物質が使用されているため、近隣地域に病気が蔓延することが多い。
SMRCは、以前この鉱山での作業を中断し、「生命に大きな危険をもたらすため、その活動の継続に警告を発した」と述べた。
鉱業業界によれば、2500万人を悲惨な食糧難に追いやった戦争以前、職人採掘は200万人以上を雇用していた。
今日、鉱業関係者や専門家によれば、双方から産出される金の多くは、工業関係者の手に渡る前に、チャド、南スーダン、エジプトに密輸されているという。
スーダンでは数万人が殺害され、現在1000万人以上が世界最大の避難民となっている。
さらに400万人が国境を越えて逃れている。
AFP