
ダマスカス:地元メディアが、月曜日に再開したと報じた、宗派間の致命的な戦闘を鎮圧するために派遣された、シリアの治安部隊6人が、ドゥルーズ派の多いスワイダ市で死亡したと、治安当局筋がロイターに語った。
日曜日のドゥルーズ派民兵とベドウィン族の戦闘員との戦闘は、より広い県での数カ月にわたる緊張に続いて、スワイダ県で宗派間の暴力が勃発した初めての出来事だった。
この戦闘で30人が死亡し、シリアの治安部隊は平穏を取り戻し、避難しようとする市民の安全な移動のため、市内に部隊を展開させたと国防省は声明で述べた。
しかし、月曜日に再び激しい衝突が発生したと、地元のニュースメディアSweida24が報じた。国防省筋がロイターに語ったところによると、その後少なくとも6人のシリア兵が死亡したという。
この衝突は、シリアにおける宗派間戦闘の最新のエピソードとなった。少数派グループの間では、イスラム主義主導の反体制派が、12月にバッシャール・アサド前大統領を失脚させ、独自の政府と治安部隊を設置して以来、恐怖が蔓延している。
前アサド政権と戦争中に戦った、スンニ派ムスリムのアラブ系反政府武装グループは、12月に国防省に統合されることに合意しましたが、ドゥルーズ派やクルド人を含む少数派グループの武装勢力の統合に向けた努力は、ほぼ停滞しています。
シリア南部では、イスラエルがシリアの新軍がダマスカス以南に展開することを認めず、スワイダと近隣の県が非武装地帯を構成すべきだという方針を表明したため、取り組みはさらに複雑化している。
アナス・カタブ内相は、国営メディアに掲載された文書声明で、「国家機関、特に軍事・治安機関の不在が、スワイダとその地方で続く緊張の主な原因である」と述べた。
目撃者によると、日曜日の戦闘は、金曜日にダマスカスとスワイダを結ぶ高速道路でドゥルーズ派の商人が誘拐されるなど、誘拐事件が相次いだ後に発生した。
ロイター