
ワシントン:ホワイトハウスは、ドナルド・トランプ大統領が水曜日にカタールのシェイク・ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニー首相と会談すると発表した。トランプ大統領は、ガザの停戦と人質解放に関する合意の進展を迫っている。
イスラエルとハマスは 7 月 6 日からドーハで停戦交渉の最終ラウンドに参加し、人質の段階的解放、ガザの一部からのイスラエル軍撤退、紛争終結に関する協議などを盛り込んだ、米国が支援する 60 日間の停戦案について協議している。
ホワイトハウスは、トランプ大統領が水曜日夜、カタール首長をホワイトハウスで夕食会に招くと発表した。トランプ大統領は日曜日、停戦合意に向けた協議が「今週中にまとまる」ことを希望していると述べた。
トランプ大統領の中東特使スティーブ・ウィトコフ氏は日曜日、両者の仲介役を務めるカタールで進められている停戦交渉について「楽観的」だと述べた。
米国、カタール、エジプトの仲介者は合意の成立に向けて努力を続けているが、イスラエルとハマスは、パレスチナ自治区からのイスラエル軍の最終的な撤退の範囲について意見が分かれている。
数十年にわたるイスラエル・パレスチナ紛争における最新の流血は、2023年10月にハマスがイスラエルを攻撃したことをきっかけに発生した。イスラエルは、ハマスが1,200人を殺害し、約250人を人質に取ったと発表している。
ガザの保健省は、イスラエルのその後の軍事攻撃で5万8,000人以上のパレスチナ人が死亡したと発表している。この攻撃は飢饉を引き起こし、ガザの全人口を国内避難民とし、国際司法裁判所でのジェノサイドの非難と国際刑事裁判所での戦争犯罪の非難を招いた。イスラエルはこれらの非難を否定している。
3 月 18 日、イスラエルの攻撃により 400 人以上のパレスチナ人が死亡し、2 ヶ月間にわたる停戦は終結した。トランプ大統領は今年、ガザの米国による支配を提案したが、人権専門家、国連、パレスチナ人からは「民族浄化」との非難が世界中から上がった。
トランプ大統領とシェイク・ムハンマド氏は、新たな核合意達成に向けた米国とイランの交渉再開に向けた取り組みについても協議する見通しだ。
ロイター