
マリブのイエメン軍基地へのミサイル攻撃で7人が死亡
アデン:イエメンのフーシ派戦闘員は火曜、首都サナアの北東のマリブ県のサウジによる支援を受ける政府の軍事基地に向けてミサイルを発射し、幕僚長の親族を含む7人が死亡したと3人の軍事筋が語った。
この攻撃はイラン同盟運動と戦うサウジ主導の連合軍が4月24日に発表したコロナウイルスの大流行による1ヶ月間の停戦期間の満了後に起こった。
停戦にもかかわらずマリブ市街への侵攻を続けたフーシ派から即時の声明はなく、連合軍はこれに対応して空爆を開始した。
情報筋によれば、サギール・ビン・アジズ参謀総長は火曜の攻撃を生き延びたという。いずれも将校であった参謀総長の息子の一人と甥は、他の5人と一緒に死亡したと情報筋は伝えた。息子のもう一人はツイッター上でこれを認めた。
国連は恒久的な停戦、コロナウイルス対応への協調的合意、そして2018年後半から停滞している和平交渉の再開を目指した紛争当事者間のテレビ協議を開催しよう
としている。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は金曜、イエメン全国に新型コロナウイルスが広がっていること、同国の検査能力が限られており、栄養失調の同国民の疾患への免疫が世界でも最も低いレベルであることを伝えた。
イエメンは、2014年後期に首都サナアで政権から政府を追放して以来、サウジの支援を受けた南部政府と北部に拠点を置くフーシ派との間で分裂しており、数ヶ月後に連合軍の介入を受けることとなった。
政府はウイルスによる感染者249人と死者48人を報告している一方、ほとんどの大人口地域を押さえるフーシ派は死亡者1人を含む感染者4人を発表し、4人ともサナアの症例となっている。
OCHAは、実際の数字ははるかに多く、戦争により荒廃したイエメンの保健システムは事実上崩壊したと述べた。
ロイター