
ロンドン:イラク当局は、シリアの首都ダマスカスで国際的麻薬密売に関与した犯罪ネットワークを解体したと発表した。イラク内務省麻薬総局が明らかにしたところによると、当局はシリア側と協力して実施した特別作戦で、アンフェタミン系覚せい剤カプタゴン130万カプセル以上を押収した。重さは約215キロで、流通価格は数百万ドルにのぼるという。
この作戦はイラク国外で行われたため、バグダッドのルサファ中央捜査裁判所の承認を得た。イラクのムハンマド・シア・アル・スダニ首相とアブドル・アミール・アル・シャマリ内相の監督下で行われた。
同省によれば、この作戦は、徹底した情報収集努力と信頼できる情報源からの情報の結果であり、シリアの反麻薬局と協力して得られたものだという。
この作戦は、国境を越えた脅威に対処する世界的な努力の大きな前進であり、麻薬密売から国民を守るというイラクの決意を示すものである、と同省は付け加えた。