
ポート・スーダン:戦争で荒廃したスーダン西部の包囲された都市に閉じ込められている数千の家族が「飢餓の危険」にさらされている、と世界食糧計画は火曜日に警告した。
北ダルフールの州都エルファシャーは、昨年5月以来、即応支援部隊(RSF)に包囲されている。
RSFは街を包囲し、すべての主要道路を封鎖し、数十万人の市民を閉じ込め、食糧供給は減少し、人道的アクセスは制限されている。
WFPの東部・南部アフリカ地域ディレクターであるエリック・パーディソン氏は、「エルファシャーの人々は皆、生き延びるための日々の闘いに直面している」
「人々は、2年以上にわたる戦争によって完全に疲弊しています。緊急かつ持続的なアクセスがなければ、人命は失われるでしょう」
エルファシャーは、ダルフールで軍が保持している最後の主要都市であり、スーダンの首都ハルツームから準軍事組織が撤退して以来、今年に入ってRSFの戦闘員による新たな攻撃を受けている。
4月にエルファシャー近郊のザムザム避難民キャンプをRSFが大規模に攻撃したため、数十万人の市民が避難を余儀なくされ、その多くが市内に避難所を求めている。
WFPによると、伝統的なパンやお粥の材料となるソルガムや小麦などの主食の価格は、スーダンの他の地域よりも460%も高い。
市場や診療所も攻撃され、避難民を養っていたコミュニティ・キッチンも物資不足のためほとんど閉鎖されている、と国連機関は付け加えた。
絶望的な家族は、動物の飼料や生ごみで生き延びていると報告されており、特に子どもたちの間で急性栄養失調が急増している。
国連によると、エルファッシャーの5歳未満の子どもの40%近くが急性栄養失調に陥っており、そのうち11%が深刻な急性栄養失調に苦しんでいる。
8月にピークを迎える雨季は、道路状況が急速に悪化しているため、この都市に到達する努力をさらに妨げている。
国連によれば、昨年、飢饉はまずザムザムで宣言され、その後、近隣の2つのキャンプ(アル・サラムとアブ・シューク)、スーダン南部の一部にも拡大した。
戦争は3年目を迎え、数万人が死亡し、数百万人が家を失い、国連が世界最大の避難民と飢餓の危機と表現する事態を引き起こしている。
スーダンは事実上二分され、北部、東部、中央部は軍が、ダルフールのほぼ全域と南部の一部はRSFが支配している。
AFP