
Arab News
ロンドン:英国王立空軍(RAF)は5月、イラクのダーイシュが所有するターゲットに対する4度の攻撃を実行した。
5月8日の最初の攻撃ではイラク北部のトゥーズ・フールマートゥーの西側にあるダーイシュの拠点が標的となった。
2度目は5月10日、武装集団が避難場所として使用していた洞窟を攻撃。
4月にも2度の攻撃が行われており、英国軍によるダーイシュの空爆は7カ月ぶりとなった。英国防相は、これらの攻撃はイラクにおけるダーイシュの活発化を受けて決行したとしている。
ダーイシュは、コロナウイルスの発生に伴うイラク国内の不安につけ込み、5月初めにサラフッディーン、キルクーク、ディヤーラの3県で襲撃し、複数のけが人や死亡者が出た。
国防省は、2019年3月にイラクとシリアの領地における支配力を失ってから、地域全体に毎日パトロール機を飛ばしていたと述べたうえで、RAFによる攻撃はすべて成功したと発表した。
ベン・ウォレス英国防相は、一連の攻撃により、同国軍はあらゆる手段を使い、「私たちに危害を加えようとする者すべて」から国を守るということを示せたと話している。