
アラブニュース
ロンドン:サウジアラビアは火曜日、国連と共同でイエメンのためのバーチャルドナー会議を主催し、イエメンの人道的努力に13億5000万ドルの誓約を獲得した。
サルマン国王の指示の下で組織されたこのイベントは、サウジアラビアによるイエメンへの最新の人道的努力を示すものである。
アントニオ・グテーレス国連事務総長は、イベントの冒頭、戦争とコロナウイルスの大流行により荒廃したイエメンでの大惨事を防ぐため、援助活動従事者は「時間との戦い」に直面していると警告した。
「私たちは時間と戦っています。既存の人道的緊急事態に加えCOVID-19への対応には緊急の行動が必要です」とグテーレス氏は語った。
ニールズ・アネン・ドイツ連邦共和国外務省国務大臣は会議において、ドイツがイエメンへの人道援助に1億2500万ユーロ(1億3980万ドル)を提供すると述べ、併せて救援活動への小規模の追加の寄付も発表された。
英国のジェームズ・クレバリー中東・北アフリカ担当外務大臣は、英国はイエメンへの人道援助に1億6千万ポンド(2億1100万ドル)を拠出すると発表した。
米国は火曜日には拠出は行わないと述べたが、今後数週間のうちに新たに誓約することを予定しており、イエメンに対し2014年10月以降28億ドル、今年度も4億ドルを拠出していると言及した。米国はまた、5月6日に2億2500万ドルの食料援助を行っている。
米国のデービッド・シェンカー代表は、フーシ派民兵は援助がそれを最も必要とする人々に届くのを妨害するのをやめなければならいと語った。
国連はこのイベントでイエメンの支援に20億ドル以上を調達することを望んでいると述べ、同国を「現代史における最も憂慮すべき人道的状況の一つ」と呼び、約80%のイエメン人がフーシ派の紛争による悪影響を受け、食糧、きれいな水、必要最低限の住まい、医療サービスに直接アクセスすることができないでいると付け加えた。
「医療、食料、住居の支援を含め、複数の人道的分野にわたりイエメンで緊急に必要とされるものをカバーするため、総額で23億ドルが必要とされている」とサウジ政府は声明で述べている。
イエメン政府は月曜日、この会議はサウジアラビアのイエメン国民への支持を反映していると述べた。