
チュニス:チュニジアの議会は水曜日、夜にまで及ぶ15時間の議論の末、フランスに対し植民地支配中および植民地支配後に犯した犯罪について謝罪するよう求める動議を拒否した。
この動議は、議会で217議席のうち19議席を占める少数野党であるイスラム教徒の政党、アルカラマ党が提出していた。
同党の議員は、「殺人と拷問、フランス植民地主義の残忍さ」というスローガンを掲げたTシャツを着て議会に出席した。
動議に賛成票を投じたのはわずか77票で、動議の可決に必要な109票にははるかに及ばなかった。議員間の深い分裂を考えれば、これは非常に難しい注文であった。
この動議はフランスに対し、「暗殺...レイプ...天然資源の略奪」や、ジーン・エル・アビジン・ベン・アリ前大統領の支持を含む「1881年以降に行われたその他の犯罪」に対する数々の疑惑について謝罪するよう求めていた。
チュニジアは1881年から1956年に独立するまでフランスの保護領だった。
1年後、ハビーブ・ブルギーバを大統領として共和国が宣言された。
彼は老人ぼけしたとの疑惑に続き、医者により彼は支配するのに不適当であると宣言された後、1987年に無血クーデターにより打倒された。
当時のベン・アリ首相が大統領に任命され、2010年から2011年にかけての蜂起で追放されるまで職を務めた。
この蜂起は、アラブの春と呼ばれる抗議の波で同地域全体にわたり独裁的指導者を倒すこととなった同様の反乱の引き金となった。
AFP