
アラブニュース
ドバイ:アブダビの公共医療機関であるSEHAが、新型コロナウイルス不活化ワクチンの第3相臨床試験に取り掛かったと国営通信社WAMが報じた。
この臨床試験は、アブダビ政府と人工知能会社「G42 ヘルスケア」との提携で、シノファーム傘下の「中国生物技術」が実施している。候補ワクチンは世界で最初に第3相治験へと入る不活化ワクチンと考えられている。
「アラブ首長国連邦を本拠とする国々の多様性、そして世界諸国のウイルスとの取り組みのなかで我々が果たす主導的役割により、我が国は第3相治験を実施するのに申し分のない場となっている」とアブダビ保健省のジャマル・モハメッド事務次官代理は声明で述べた。
臨床試験には1万名以上の人々がボランティアとして登録している。保健当局は研究用として18歳から60歳までの最高1万5000名をリストアップすることにしている。