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シリアの大物実業家が制裁措置回避に利用するフロント企業に言及、アサドとの離反は広がる

27 Jul 2020
ラミ・マクルフ(Twitter)
ラミ・マクルフ(Twitter)
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Updated 27 Jul 2020
27 Jul 2020
  • マクルフはシリアの支配者一族とその支援者たちを資金面で支援してきた。
  • 彼は15年ほど前に70人の投資家を誘致してチャム・ホールディングスを設立した。

スレイマン・アルハリディ

アンマン:シリアの実業家ラミ・マクルフが日曜、バッシャール・アル=アサド大統領が西側の制裁措置を回避するのを助けるオフショアフロント企業網を用意していたことを、ソーシャルメディアの投稿で明らかにした。同投稿でマクルフは、自身の企業帝国を調査する政府を非難している。

シリアで最も裕福で力のある事業家の1人マクルフは、治安部隊が現在チャム・ホールディングス社をターゲットにしていると述べた。同社は、その多くが苦しい財政状況にある政府により押収された巨大な事業ポートフォリオの中心的存在である。

大統領のいとこでもあるこの元アサド支持者は、海外の資金を横領した疑いで治安部隊がチャム・ホールディングスの締結した契約を追求していると述べた。

「彼らは我々が資金を横領し、海外口座へ送金したという話をでっち上げた…それらの不当な主張を止め、契約書をよく読め」と、マクルフはFacebookの投稿で述べている。

「それらの企業の役割と目的は、チャム・ホールディングスに対する(西側の)制裁措置を回避すること」
同国の支配者一族とその支援者たちを資金面で支援してきたマクルフは、15年ほど前に70人の投資家を誘致してチャム・ホールディングスを設立した。同社はシリアで最大の資本を持つ企業であり、主要な不動産開発における独占企業である。

ワシントンは先月シリアに対する広範囲の制裁措置を成立させた。この措置はシーザー法として知られ、新たにピックアップされたアサド政府を支援する一連の個人や企業を標的とする。その中にはマクルフの所有する企業も含まれている。

マクルフのアサドとの離反が初めて明らかになったのは、4月30日のことだった。この日彼は、マクルフ家が支配する同国の主要モバイル企業シリアテル社に対して税金が課されたこと非難した。
マクルフはその後、政府に対するアサドの取り巻きグループによる前例のない攻撃において、彼の側近たちが「非人道的に」逮捕されたことを非難した。この事件は、支配層エリートたちの中で深い亀裂が生じていることを明らかにした。マクルフは脅しによって財産を明け渡すことはないと付け加えた。

この争いに詳しい事業家や内部関係者たちは、シリア経済が10年にわたる戦争で崩壊しているため、アサドがマクルフの海外資産を標的にしていると言う。マクルフの国内資産の大部分は押収され、同時に彼が免税市場の管理運営を行うことを取り決めた契約が廃止された。

この億万長者と彼に近い者たちは、ワシントンが公共の腐敗と呼ぶ理由で米国の制裁措置を受けている。

欧州連合も2011年にシリア紛争が始まって以来、マクルフへ制裁措置を課し、アサドに資金を融通しているとして非難している。

ロイター

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