
アラブニュースジャパン
東京―日本の外務省によると、茂木敏光外務大臣は7月27日午後、アラブ首長国連邦のアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣と25分間の電話会談を実施した。これまでの両国の協力について感謝を示すとともに、投資協定や新型コロナウイルス対策での連携を一層強化していくという考えで一致した。
茂木外相は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、UAEに在住する日本人がエディハド航空やエミレーツ航空の臨時便によって4-5月に帰国できたことに関して、UAE政府の協力に謝辞を述べた。両大臣は今後も新型コロナウイルス対策で引き続き協力していくことを確認した。
また、両外相は日・UAE投資協定についても、「包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアティブ(CSPI)」に基づいて、早期発効に向けて取り組んでいくことを強調し、二国間関係を一層強化すると合致した。
両大臣は会談の初め、7月20日に種子島宇宙センターで実施されたUAEの火星探査機「HOPE」打ち上げについて触れ、無事成功したことを祝福した。アブダッラー外相は、打ち上げで使用された日本のH2Aミサイル等の協力に感謝の意を示した。現在の中東情勢についても意見交換し、緊密な連携をしていく方針で一致した。