
アウン大統領はイスラエル軍の行為を非難
Najia Houssari
ベイルート:レバノンは、南部国境での「イスラエル軍による攻撃」について、国連安全保障理事会に抗議する。
ミシェル・アウン大統領は火曜日、イスラエルの行為を「レバノン南部地域の安定に対する脅威だ」と非難した。
アウン大統領は、月曜日の攻撃は、8月末までとなっている国連レバノン暫定駐留軍の任期延長を国連安保理で検討することになっている中で起きたもので、特に憂慮すべきものだと述べた。
イスラエルによると、イスラエル軍はアサルトライフルで武装したヒズボラ戦闘員らが国境を越え、係争地域であるシェバア農場地区に侵入したため、小火器での攻撃と砲撃を行ったと述べた。双方に負傷者は出ていない。
レバノンのハッサン・ディアブ首相はイスラエル側の主張を「嘘」だとし、銃撃戦は「危険な軍事行動のエスカレート」であると述べた。
さらに、ディアブ首相は「敵は、レバノンとの交戦規定を変えようとしている。敵は攻撃を繰り返しており、パレスチナとの国境で緊張が高まっていて事態の悪化が懸念されるため、今後数日間は、細心の注意を払う必要がある」と付け加えた。
サード・ハリーリー元首相率いる未来運動は「月曜日の出来事に対する政府の反応が24時間後となったことは驚きだ」と述べた。
イスラエル軍は、先週シリアの首都ダマスカス近郊でイスラエル軍による攻撃によりヒズボラ戦闘員1名が殺害されたことに対する報復に備え、国境地帯で警戒態勢を敷いていた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は火曜日、イスラエル北部の軍事司令部を訪れ、「この地域におけるイランの軍事的定着を阻止するため」イスラエル軍は行動を継続するだろうと述べた。