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レバノン在住の日本人女性が8月4日、ベイルートで起きた爆発発生地から約6kmほど離れた職場で働いてた。

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07 Aug 2020 12:08:51 GMT9
07 Aug 2020 12:08:51 GMT9

Faris Alrushud, Riyadh

レバノンの首都ベイルートで4日に発生した大規模爆発により、これまでに100人以上の死者、4千人を超える死傷者がでており、被害額はおよそ30億〜50億ドル以上にも及んでいる。

ベイルート在住の国際機関に勤める日本人女性齋藤さんは、爆発発生時に爆発地から約6km程離れた職場で働いていた。

突然地震のような揺れを感じ、地震に慣れている日本人として直感的に机の下に隠れたが、強風と外で鳴り響く警報音から地震ではないことに気づいたという。

齋藤さんは負傷した同僚を病院に連れて行ってから自宅に帰宅したが、自宅はバルコニーの天井が崩落し、ガラスの扉が全て割れている壊滅的な状態だった。現在はガラスを処理する音や煙の匂いが届かないベイルートから少し離れたところに滞在している。

今回の爆発で、彼女はレバノン人への尊敬の念が深まったと強調する。病院が満杯なので、迅速に仮設病院を準備し手当てにあたる人や、破片を片付ける現地のレバノン人の前向きな姿勢に感銘を受けたという。

このニュースは日本でも大きく報道され、心配の声や注目を集めたが、爆発が起きた事実を確認することだけで終わらず、日本からも自分にできることを考えて行動してくれたら嬉しいと齋藤さんはコメントしている。彼女はレバノン人のどんなに自分自身が大変な状況であっても他人を気遣う温かい心遣いに感動し、自分も何か恩返ししたいと考えているという。

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