アラブニュースジャパン

日本政府観光局（JNTO）は今年、2030年までに6000万人の海外観光客を迎えるという日本政府の目標を達成するための戦略的活動の一環として、アラブ首長国連邦のドバイに事務所を設立する。

これは中東に開設されたJNTOの最初の事務所であり、その地域住民に対して日本を好ましい旅行先として紹介する観光局の宣伝活動の中心となるだろう。

2021年の宣伝活動の一環として、JNTOは中東最大の観光展覧会―Arabian Travel Market Hybrid（ATM 2021）―で展示する予定である。

ATMは、ドバイで5月16日から5月19日まで開催され、バーチャルプラットフォームで5月24日から5月26日まで開催される。JNTOのこれらのイベントにおける主要目的は、中東地域を牽引する旅行・メディア専門家の間での認知度の創出だろう。“Japan. Endless Discovery.”というキャッチフレーズ・ロゴの下、総合的に集められてきた日本の特有で多様な観光名所を、強調する。

清野智JNTO理事長は述べた。「JNTOは、中東全土での初のJNTO事務所となる事務所を、今年ドバイに開設でき光栄に思います。日本は、長い歴史と豊かな自然、特有の文化を持った国です。私たちは、おいしい料理、ビーチ、スキー、ポップカルチャー、買い物、そして神社やお寺などの歴史的木造建築で、国際的に知られています。日本への旅は、間違いなく、忘れがたく特別な経験になるでしょう。中東のすべての皆様方におかれましては、私たちは日本でお迎えすることを心待ちにしております。」

また、JNTOドバイ準備事務所の事務局長である菊池朋子氏は「私たちは、中東最大の旅行業展覧会であるArabian Travel Market Hybridに展示することを光栄に思います。また、私たちは、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会、そして2020年ドバイ国際博覧会の記憶に残る年に、JNTOドバイ事務所を開設できることを、大変光栄に思います。訪日したGCC国民の方々の数は、2019年に過去最高の28,222人に達しましたが、これは2018年の訪日者数と比較して28％の増加です。この数字はここ5年間で倍増しており、地域内で旅行先としての日本の人気が高まっていることを示しています。ATM 2021のようなイベントへの参加を通して、私たちは、中東における日本への旅行に対する関心を高めながら、地域航空会社・旅行代理店との連携を強化することを計画しています。」と語った。