
アラブニュース
ドバイ:イランのハサン・ロウハニ大統領は、イラン経済は3%しか縮小していないと述べ、新型コロナのイラン経済への影響を過小評価する発言を行った。国営のRadio Fardaが伝えた。
ほとんどの国が経済で20パーセントの落ち込みを報告するなか、ロウハニ大統領は月曜日にテレビ会議で発言し、自らの政権の「力」が危機の間中イラン経済を助けてきたと述べた。
これに先立ち、イランのファルハッド・デジュパサンド経済財務大臣は、パンデミックはイランの国内総生産(GDP)の15%に影響を与えたという発言を行っていた。国際通貨基金の予測によれば、イランのGDPは2020年には4390億ドル以上になる見込みだった。
ロウハニ氏は政府が「事態を掌握することができた」と述べたが、他の経済評価には、50%近くの財政赤字、高い失業率、2桁のインフレといった数字が示されている。
ロウハニ大統領は、国の経済が打撃を受けていることは認めたが、原因はパンデミックだけではなく2014年の原油価格下落や2018年に課された経済制裁にもあるとした。
イランの最高指導者アリ・ハメネイ師も会議中に発言し、ロウハニ政権に「国の予算、銀行制度、税制改革の促進、民営化法の不備の修正」という勅令の遂行に励むよう注意を促した。