
イラン テヘラン:イランの憲法で定められた監督機関は月曜日、イランの次期大統領選挙の投票日を6月18日に決定した。4年の任期を2期務めたハッサン・ロウハニ大統領の後継者を選ぶ投票となる。
監督機関である監督者評議会が投票日を承認したと、Jamal Orf選挙本部長が国営イラン通信(IRNA)に語った。出馬を希望する候補者は4月初旬に申請して承認を得ることになっており、最終的な候補者リストは6月初旬に発表される。
イランの法律では、現職の大統領がすでに2期連続して就任している場合、3期目に出馬することはできないとされている。ロウハニ氏は2013年に初当選し、4年後に再選した。
ロウハニ氏は、2年前にドナルド・トランプ大統領がイランと世界の大国との間で結ばれた2015年の核合意から離脱して以来、ますます強まるアメリカの制裁圧力を受けている。イラン核合意は制裁緩和と引き換えにイランの核開発計画を制限した。
トランプ大統領はまた、イランに厳しい制裁を課し、イラン経済は下降スパイラルに陥った。イランは現在、イランが核合意に違反しているとして、いわゆる「スナップバック」制裁を課そうとするトランプ政権の動きにも対処している。
2月に行われた議会選挙では、投票率が42.57%と1979年のイスラム革命以来最低となり、米国の激しい圧力の中で広まった不満と経済状況が反映された。新たに選出された議会は保守系議員が多数を占めている。
イランはまた、中東地域で最大で最も致命的なコロナウイルスの感染拡大に直面している。感染者数は公式発表で35万8,000人以上、うち死者数は20,643人。
AP通信