
アラブニュース
ロンドン:木曜日、米国務長官マイク・ポンペオはイランの制裁は9月20日グリニッジ標準時深夜に復活すると発言。
「安全保障理事会が国際の平和と安全を維持するという使命を支持しなかったため、米国はイランに対する事実上すべての国連制裁を回復するための30日間の手続きを開始した。 全ての国連制裁措置は9月20日のグリニッジ標準時午前0時に復活する」とポンペオ国務長官はツィートしている。
彼のツイートは、金曜日にイランに対するすべての国連制裁を復活させる米国の決議案が国連安保理の13の理事国の反対で否決されたことを受けて流されている。
米国の決議案を否決したメンバーは、米国はそもそも2年前に、イランと世界の主要国間の2015年核合意から離脱しており、当時定められた核合意下での手続きを米国が使う権利は無く、無効であるとの主張である。
しかし、米国は、核合意を定めた2015年の安全保障理事会決議に未だに米国が合意参加国として明記されているため、いわゆるスナップバックと言われる手続きを始める権利があると主張している。
制裁を復活する手続きは、米国が提案した、10月に期限が切れるイランへの武器禁輸措置を延長する決議案を安全保障理事会が8月14日に否決したことに受けて行われている。
ポンペオ国務長官は木曜日、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の関係正常化を、アメリカの仲介で実現するための中東への外交を終えている。
米国国務長官は、中東歴訪でUAEを短時間訪問し、その際アラブ首長国連邦(UAE)側の外相とイランの中東地域での影響力に対抗することについて協議している。