
アラブ首長国連邦、ドバイ:イスラエルは、月曜日にアブダビに向けて飛び立つエル・アル航空便を発着便リストに記載した。両国が米国の仲裁による国交正常化に合意した後、これがイスラエル初のアラブ首長国連邦行き商用旅客便となる。
同便の承認は、パレスチナ人たちが要求する土地の併合計画中止をイスラエルが合意した協定の、最新の具体的な動きとなる。またこれは、イスラエルとUAEの長年の関係を公にするものでもあり、両国が現在希望しているのは、自国経済に恩恵をもたらすこと、そしてイランとの緊張が高まる中で米国とのつながりを強化することである。
イスラエル空港当局のウェブサイトは、金曜日に同便を発着リストに載せた。この便にはLY971の番号が振られるとされ、これがUAEの国際コーリングコード番号となる。火曜日にテルアビブのベン・グリオン国際空港へ戻る便はLY972で、これがイスラエルの国際コーリングコードとなる。
駐アブダビのUAE当局者や米国大使館にコメントを求めたが、これまでのところ返事は得られていない。同便は現段階では、イスラエルの国営航空会社であるエル・アル航空のウェブサイトからの予約はできなかった。
しかし米国当局者は、第1便にはドナルド・トランプ大統領の上級顧問を務める娘婿ジャレッド・クシュナー氏が率いる米国当局者たちが乗ることになっていると述べている。その他の搭乗者には、ロバート・オブライエン国家安全保障担当補佐官、アビ・バーコビッツ中東公使、ブライアン・フック・イラン担当公使などの米国職員たちが含まれる。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこれより前に、イスラエル国家安全保障担当顧問ミール・ベン・シャバット氏がイスラエル派遣団を率いると述べていた。派遣団は、外務省、国防省、国家航空機関等の高官たちを含む様々な省庁の代表団からなるという。
両国の当局者同士で内密な会談が持たれていた際には、両国間を民間ジェット機が行き来していた。5月と6月にはアブダビのエティハド航空が、コロナ禍と戦うパレスチナ人たちへの支援物資を届けるために、貨物輸送機をベン・グリオン空港まで飛ばした。
イスラエルとUAEは、8月13日に国交正常化合意を果たした。8月16日までに両国間に電話が開通し、これが米国介入による今回の外交合意の初の具体的な動きとなった。
この歴史的合意は、再選を目指すトランプ氏にとっては外交政策における主要な勝利であるとともに、変化しつつある中東を映し出すものでもある。中東では、最大の敵イランに対する共通の懸念が、パレスチナ人への支持という従来のアラブの立場を大きく上回るようになっていた。
パレスチナ人たちは、これにより中東紛争の正しい解決がさらに遠のくことになると主張している。
AP