
アラブニュース・ジャパン
東京: 自称独立国ソマリランドが9月9日、台湾に代表者事務所を開設した。国際認知を求めて奮闘する両国の2国間関係を推し進める。
同事務所の看板除幕式は台北の外交・国際事務学院で行われた。フォーカス台湾の報道によれば、スペースの都合で代表者事務所自体では式典は行われなかったという。
台湾とソマリランドは2月に互いの代表者事務所開設に合意しており、台湾は先月、同様の事務所をソマリランドに開設した。しかし、両国は互いを国家として正式に認めていない。
台湾は中華人民共和国の圧力が理由で、世界中で15の国からしか認められていない。一方で自称独立国ソマリランドは約12の海外事務所を持っているものの、まだどの国からも国家として正式に認められていない。
「我々はどちらも外部からの圧力に直面しているが、どちらも自国の主権に誇りを持っており、それを守る用意がある」と、台湾のジョセフ・ウー外相は述べた。「台湾はアフリカの角で志を同じくするパートナーと密接に協力する準備ができている」
ソマリランドのモハメド・ハジ・モハムド駐台湾代表は式典で、二国間の協定は教育、健康、農業、エネルギーなど共通の利益となる分野における関係強化を意図して結ばれたことを強調した。