

アラブニュース
ロンドン:マイク・ポンペオ国務長官は土曜、スーダンが鉄砲水に見舞われ続けていることをうけ、米国はスーダン国民への支援を引き続き行っていくつもりだと述べた。
ポンペオ氏によると、金曜日に同国のアブダラ・ハムドク(Abdalla Hamdok)首相と電話会談を行い、今般の洪水で亡くなった人々に対して哀悼の意を表すとともに、洪水被害に対する米国の支援について協議を行ったという。
スーダンでは今夏、洪水によって100人超が死亡、10万棟を超える家屋が浸水被害に遭い、すでに低迷してる同国経済にさらなる追い討ちをかけることとなった。
I called @SudanPMHamdok yesterday to express my condolences for those lost in Sudan’s recent flooding and to discuss our assistance for the response. The United States will continue to support the Sudanese people through this difficult time.
— Secretary Pompeo (@SecPompeo) September 12, 2020
スーダンの法定通貨であるスーダン・ポンドの価値の大幅下落に続き、同国当局は木曜、経済非常事態宣言を発令した。
「通貨価値は劇的な下落を見せた」と語ったのは、同国のファイサル・サレハ(Faisal Saleh)情報大臣。サレハ氏は、スーダンの民主化移行を阻止しようとしているとし、失脚したオマル・アル=バシール(Omar Al-Bashir)前大統領の支持者たちを非難した。
また、「国庫は底をついている」とも述べた。
7月から続いている洪水によって、木曜日時点で少なくとも103人が死亡し、500人が負傷した。