
アラブニュース
【ドバイ】イエメンに平和と秩序を取り戻すうえで大いに必要とされるのは、武装組織フーシ派による政変を終わらせることだ。イエメンのアブドラッボ・マンスール・ハーディー大統領はそう語った。
「フーシ派による破壊活動が覆った苦難の年月を思うと、わが国民が取りうる道はひとつしかないことは明らかだ。フーシ派の政権奪取を覆し、国民の利益を確保しみなに安全をもたらしうる国を取り戻す以外にない。これはかならず成し遂げられねばならぬことだ」。9月26日の革命から58周年を迎え、ハーディー氏は演説でそう語った。イエメン国営通信(SABA)が報じた。
ハーディー氏はまた、9月26日の革命において抑圧的な国王体制に立ち向かうとともに共和国樹立のため多大な犠牲を払った国内の革命支援者らにも賛辞を贈った。
大統領は、イエメン国内の人道危機が悪化したのは武装組織フーシ派のせいであると語った。
「平和のためわれわれは手を差し伸べた……。相当な譲歩も示した。それもこれも、内戦とその荒廃により疲弊する国のためを思ってのことだ。平和のためわれわれは手を差し伸べつづけた。が、いまや、衆目が認めている。障害は何か。闘いに固執しているフーシ派だということを」と大統領は語っている。