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イエメン内戦で3,774人以上の子供が犠牲に:UNICEF

UNICEFは停戦合意の速やかな延長を求めている。(AFP/File)
UNICEFは停戦合意の速やかな延長を求めている。(AFP/File)
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13 Dec 2022 03:12:44 GMT9
13 Dec 2022 03:12:44 GMT9

2015年3月から2022年9月までのイエメン内戦で、少なくとも3,774人の子供が犠牲になった。12月12日、世界規模で数十億ドルを集める資金調達運動を開始して1週間となるUNICEFが明らかにした。

UNICEFが発表した最新の統計によると、さらに7,245人の子供が紛争中に重傷を負った。

UNICEFは今年4月から10月初頭まで続き、前線での戦闘の休止をもたらした停戦合意の速やかな延長を求めている。

「停戦の早急な延長は、不可欠な人道支援を可能にする最初の前向きな一歩となるでしょう」とUNICEFのキャサリン・ラッセル事務局長は述べた。

UNICEFによると、2015年3月から2022年9月までの間におよそ3,904人の子供が少年兵として採用された。

ラッセル氏は次のように語った。「イエメンの子供たちに将来まともな生活を送れるチャンスを与えるには、紛争当事者と国際社会、影響力を持つすべての人々が彼らを保護し、支援しなければなりません」

停戦延長の合意は、10月2日の期限数時間前に不成立に終わっていた。

国連の報告では、フーシ派は広く地雷を用いており、今年7月から9月の間にイエメン全土で少なくとも74人の子供がその犠牲となった。

フーシ派は公然と少年兵を集めており、その多くは「サマーキャンプ」を通じてイデオロギーを植え付けられた少年たちである。

今年、フーシ派関係者は10歳の少年も徴兵していることを認めたが、この年齢の少年は成人男性と見なせると主張した。

UNICEFは先週、世界中で紛争や災害の影響を受ける子供を支援するため、103億ドル規模の「子供たちのための人道支援報告書アピール2023年」を開始した。

年間でイエメン支援のため約4億8,450万ドルを集めることを目標としている。

「何千人もの子供たちが命を落とし、さらに数万人が予防の可能な病気や飢餓による死の危険にさらされています」とラッセル氏は語った。

UNICEFは1,780万人以上のイエメン人が安全な飲み水や衛生サービスにアクセスすることができない状況にあると指摘している。

これによって、約1,000万人の子供たちが十分な世話を受けられなくなっているという。

今月国連とそのパートナーは、2023年分の支援金として過去最高額となる515億ドルの寄付を呼び掛けた。これは2022年分と比較して25%の増加であり、10年前の目標額と比べると5倍以上である。

UNICEFはまた、イエメンで約220万人の子供が「深刻な栄養不足」に陥っていると推定している。

ロイター/AP

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