
モハメッド・アブ・ザイド
カイロ: リビアの紛争に対する政治的・経済的解決策への道を開くことを目的とする話し合いは、これまでもエジプトで行われてきた。
紅海沿岸の都市フルガダはこれまで、同国の停戦安定化、油田および石油施設の安全確保、および政府機関とインフラの確立を巡る話し合いのホスト役を務めてきた。
安全保障会議に参加している当局者たちは、同国のための統合軍を設立し、1月のベルリン会議の成果とその結果としてのカイロ宣言に基づいて包括的な解決に至ることを視野に、リビアの東と西に軍事委員会を設立することに取り組んでいる。
リビア下院議長の政治顧問ファティ・アルマリミは、リビアの全ての軍隊が現在、来月ジュネーブで行われる会議に向けて準備をしていると述べた。この会議では、大統領指揮下の新たな委員会の委員選定(大統領、2名の代理人、首相、およびキレナイカ、フェザーン、トリポリの地域を代表する2名の代理人で構成されることになると思われる)、並びに今後の経済・軍事・安全保障の問題について話し合われる。
10月前半中にカイロは、リビアの国民和解プロセスのために最大の会議を開催する。この会議には当局者や部族の長老たち、およびその他の代表者らが参加し、包括的な和平プランを取りまとめる。
和解会議のための準備委員会委員ハッサン・アルマブルックは、「当委員会はミスラタやトリポリ、および西・南・東すべての地域を含むリビアのさまざまな地域の多くの指導者たちに連絡を取った。彼らは10月にカイロで行われる和解会議に参加する意欲を示した」と述べた。
アルマブルックはさらに、委員会はリビア当局、国際社会、および全ての関係組織に対して、リビアの危機を解決し、外部からの干渉を受けることなく同国の結束と主権を守るための支援を要請していると付け加えた。これには、傭兵の排除や武装組織の解散が含まれるだろう。
アルマブルックは、国民和解はリビア国会が発行した一般恩赦法の施行および一般化と併せた捕虜や抑留者の即時解放、および追放された人々の帰還を通してのみ達成できると述べた。
また彼は、社会的指導者、学者、イマーム(導師)たちには、平和的に国を1つにまとめることを成功させる宗教的・社会的義務があり、10年に及ぶ戦争、流血、破壊、富の浪費、リビア人の間の憎悪は、考えるべきことを十分に提供していると付け加えた。
「ジュネーブ会議の前に会議を開くことは、次のステージで全てのグループを代表することになり、それによって政治的な移行のための雰囲気を作り出すことに貢献するだろう」と、アルマブルックは述べた。