
国際連合—- 国際連合とドイツは月曜日に、リビアの長期の内戦について、敵対政府の間に停戦を促すことを願って、列国と他の国々の閣僚会議を共同開催した。
ドイツのギュンター・サウター国連副大使は、金曜日に、バーチャル会議が、1月19日に同じ参加者で行われた会議の「重要な追加措置」であると話した。1月の会議では、石油産出国リビアの和平に向けた55段階の行程が承認され、違反が頻繁に起きている武器禁輸措置を尊重すること、紛争当事者への軍事支援の停止、完全な停戦に向けて当事者に強く迫ることで合意に至った。
ステファニー・ウィリアムズ国連リビア特使は先月、紛争で分断された北アフリカの国が決定的な転換期にあると警告した。敵対政府の外国の支持者が(ベルリン合意に違反して)武器を供給し、コロナウイルスのパンデミックで悪化した人々の悲惨さをさらに悪化させているというのだ。
サウター国連副大使は、月曜日の会議が「重要な瞬間にある」と述べた。同副大使は、「リビアのいくつかの励みになる展開」に話を向けた。セキュリティ、「過渡期に関する長期的協定、石油の輸出の問題に関する進展」に関する対話などである。
長きにわたる独裁者、ムアンマル・カッザーフィーを退かせた2011年の暴動の後の数年で、様々な外国勢力に支援されて戦士と民兵が勢揃いしてそれぞれの側につき、リビアは混乱に陥った。現在は国の東西に拠点を置く2つの敵対政権となっている。
2019年4月にハリファ・ハフタル司令官の下、東部を拠点とする軍隊が首都トリポリの掌握を目論み、攻撃を開始した時に緊張はさらに高まった。しかし、6月に民兵がトルコの支援を受けてトリポリにある国連支援の政府を援護し、優勢となった時に、ハフタルの軍事行動は崩壊した。
サウター国連副大使は、ドイツの望みは、月曜日の会議(アントニオ・グテーレス国連事務総長とドイツのハイコ・マース外相が共同議長)の参加者がベルリンの行程とその実施に対する取り組みを継続することだと話した。
同副大使は、「私たちは彼らが両当事者に対し、停戦に至る努力を加速するように要請してくれることを願っています」と述べた。「私たちは、現在続いている武器禁輸措置への露骨な違反が終わることを望んでいます。」
リビアに対する制裁措置を監視している国連の専門家は、報告書の中で、両当事者およびその外国の支援者が双方ともに武器禁輸措置に違反しており、「全く機能していない」ままだと主張した。先月、AP通信が確認した。
ロシアの民間警備会社であるワグナー・グループなど、11の企業が武器禁輸措置に違反していると言われている。専門家によれば、ワグナー・グループは5月にハフタル司令官に対して、800人から1,200人の傭兵を送った。
サウター国連副大使は、ドイツはその他に、月曜の会議が「リビアの今後あり得る対話の主要な調停役として国連を強化すること」も願っていると話した。
AP