
アラブニュース
ロンドン: 英国王位の承継者であるチャールズ皇太子が、クェートのシャイフ・サバーハ・アルアフマド・アルサバーハ首長が亡くなったことを受け、英国王室を代表してこの湾岸国を訪れた。
91歳だった首長は、7月から米国で治療を受けていた。
今回のクェート訪問はチャールズ皇太子にとって7回目で、2015年の中東外遊時以来となる。
皇太子は母親のエリザベス女王を代理してクェートの新首長シャイフ・ナワーフ・アルアフマド・アルサバーハに哀悼の意を伝えた。水曜に就任した83才の新首長は、シャイフ・サバーハが入院中に皇太子としての役割においてこの異母兄弟の代理を務めた。
首長の葬儀は通常、数万人のクェート人と外国の指導者や高官らを招く大規模で厳粛な国家行事として行われてきたが、シャイフ・サバーハの葬儀はコロナウイルスパンデミックのため、一族により私事として行われる予定だ。
エリザベス二世女王はTwitterへの一連の投稿を通して新しい首長に呼びかけ、シャイフ・サバーハの人生と遺産を称賛した。
「あなたの威厳ある兄弟は自らの人生を、クェートの国事、特にその同盟国や友人との関係にささげた」と、彼女は述べた。
「彼は地域の安定、国家間および教義間の理解、および人道的な目的で働く全ての人々の記憶に長く残るでしょう」と、彼女は付け加えた。
「私は彼の英国に対する友情と、2012年11月の記憶に残る公式訪問を深く評価していた」
「新首長に深い哀悼の意を申し上げる。また、クェートの人々にもお悔やみを伝える。私たち2つの家族間の親密な交際の長い歴史が続くことを願う」
シャイフ・サバーハは2006年に首長になるまで38年間外務大臣を務め、クェートが湾岸戦争の余波で混乱する時期を乗り切る手助けをした。また、王室との個人的な関係を通して、世界中の多くの国、特に英国との緊密な絆を育てた。