
Ismira Lutfia Tisnadibrata
ジャカルタ:インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は火曜日、UAE の首都の通りが同氏の名前にちなんで命名されたことは、同氏とインドネシアにとって 「光栄なこと」だと述べた。
アブダビの主要な道路の1つであるアルマアリッド通りは月曜日、式典が行われ、「ジョコ・ウィドド大統領通り」と改名された。この日は2期目となるウィドド大統領が最初に大統領に就任した記念日となる日だった。
ソーシャルメディアでウィドド氏は「これは私にとってだけでなく、インドネシアにとっても評価であり名誉だ」と述べた。同氏はまた、両国の関係が「より強く、互いに強化し合い、アラブ首長国連邦とインドネシアの人々にとって有益なものとなるように」との希望を表明した。
インドネシアのフシン・バギス駐UAE大使はアラブニュースに次のように語った。「ジョコ・ウィドド大統領にちなんで通りの名前を変更する取り組みは、アブダビ皇太子シェイク・モハメド・ビン・ザイード・アル・ナヒャン殿下によって行われ、改名された通りで行われた改名式典も殿下によって主宰された」
バギス大使は、通りは現在建設中で将来インドネシア大使館として使われる建物の場所に近いと述べた。
UAEの通信社WAMによると、皇太子はまた、ウィドド大統領のUAEとの親密な友好関係と関係強化への取り組みを評価して、アブダビの外国公館エリアにウィドド氏の名前にちなんだモスクを建設するよう関係者に指示したという。
インドネシアとUAEの関係は、ウィドド大統領が1月にアブダビを訪問し、同国史上最大の貿易取引とされている229億ドル相当の投資プロジェクトで合意して以来、緊密化している。今回の訪問は、2019年7月に皇太子がインドネシアを訪問したことを受けて、相互訪問を実現させるために行われた。
両国間の最近の連携協定には、ウィドド氏の故郷である中部ジャワにあるソロの敷地にモスクを建設する計画が含まれている。
モスクはアブダビのシェイク・ザイード・グランド・モスクの複製として作られ、聖職者のための訓練の場となるイスラム教センターとして機能する。起工式は12月に行われる予定となっている。
ウィドド氏は、外国で通りに名前をつけて祝われたインドネシアの最も新しい指導者だ。モロッコの首都ラバトでは、スカルノ通りがインドネシアの初代大統領にちなんで名付けられ、オランダのハーレムではモハマッド・ハッタ通りがインドネシアの初代副大統領にちなんで名付けられた。スカルノ氏とハッタ氏はインドネシア独立の父とされている。
東ティモールの首都ディリの橋には、東ティモールのインドネシアからの分離を認めた国民投票の実施を記念して、投票の実施を決めたインドネシアの第3代大統領、B・J・ハビビ氏の名前が掲げられている。