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北朝鮮との緊張が深まるなか、米国、韓国、日本が海上訓練を実施

この演習は北朝鮮の核、ミサイル、水中の脅威に対する3か国の総合的な抑止力と対応力を強化すること、さらには大量破壊兵器の違法な海上輸送を阻止することを目的としていた。(AFP)
この演習は北朝鮮の核、ミサイル、水中の脅威に対する3か国の総合的な抑止力と対応力を強化すること、さらには大量破壊兵器の違法な海上輸送を阻止することを目的としていた。(AFP)
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17 Jan 2024 05:01:58 GMT9
17 Jan 2024 05:01:58 GMT9

ソウル:米国、韓国、日本は、核武装した北朝鮮に対する強さを改めて示すために、米空母を交えた合同海上演習を実施したと、韓国軍は水曜日に発表した。また、3か国の上級外交官がソウルで会談を行い、深まる北朝鮮との対立について話し合うことになっている。

韓国の済州島沖のこの訓練は、北朝鮮の金正恩指導者が武器実験や脅迫で挑発的な行動を続け、地域の緊張がここ数年で最も高まっているなかで行われた。

今週、北朝鮮政府の形式的な議会で、金氏は国として韓国との平和的統一に向けた長年の取り組みを放棄すると宣言し、北朝鮮の憲法を書き換えて、戦争で分断された両国の間で国家を共有するという考えを排除するよう命じた。

月曜日の同氏の演説は、北朝鮮が2024年に最初の弾道ミサイル実験を実施した翌日に行われた。国営メディアは、それは先端に極超音速弾頭を搭載した新型の固体燃料式中距離ミサイルの実験で、グアムと日本にある米軍基地を標的とする兵器のラインナップを進歩させようとする北朝鮮の取り組みを反映したものだと報じた。

韓国合同参謀本部は、水曜日に3日間のプログラムを終えたこの3か国海上訓練には、米国の空母カール・ヴィンソンや韓国と日本のイージス駆逐艦など、9隻の軍艦が参加したと発表した。

合同参謀本部によると、この演習は北朝鮮の核、ミサイル、水中の脅威に対する3か国の総合的な抑止力と対応力を強化すること、さらには大量破壊兵器の違法な海上輸送を阻止することを目的としていた。今回の訓練が、北朝鮮がロシアに武器を供与して、ウクライナでの戦争を支援しているとされることへの懸念を反映したものであったかどうかは明らかにされなかった。

ソウルでは、韓国の金健核問題担当特使が、日本の鯰博行アジア大洋州局長と水曜日に会談を行う予定になっている。翌日には、米国のジョン・パク北朝鮮担当特別副代表を交えた3か国協議で、北朝鮮への対応を調整する。

増大する北朝鮮の核の脅威に直面して、韓国の尹錫悦大統領の保守政権は、米国や日本との軍事協力や訓練を拡大しているが、金氏はそれを侵略の予行演習だと非難している。尹氏はまた、北朝鮮の核攻撃が起こった場合、同盟国を守るために核能力を迅速に躊躇なく使用するという、米国政府のより強い確約を求めている。

金氏は北朝鮮の最高人民会議での演説で、韓国人のことを対立工作に執着する米国の「一番の手先」だと表現し、挑発されれば北朝鮮は核で韓国を殲滅させると繰り返し脅した。

AP

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