
ブリュッセル: EUのトップ外交官ジョゼップ・ボレル氏は、日曜日、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が、フランスのエマニュエル・マクロン大統領について「容認できない」コメントをしたとして非難した。
土曜日、フランスは、エルドアン氏がマクロン氏は精神的な健康状態をチェックする必要があると述べたのに対し、協議を行うためトルコへの特使を召還していると語っていた。
「レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領によるエマニュエル・マクロン大統領に関する発言は容認できない 」とボレル氏はツイートしている。
「対立の危険な悪循環に陥るのを止めるようトルコに要請する。」
エルドアン氏は、マクロン氏が預言者ムハンマドの風刺画を見せる権利(この行為により、先週、学校教師が殺害されている)を擁護しているとして、イスラム教とイスラム教徒との関係で「問題がある」と非難した。
フランスとトルコは、東地中海、リビア、シリア、ナゴルノ・カラバフをめぐるアルメニアとアゼルバイジャンの紛争など、さまざまな問題で対立している。
また、アンカラとブリュッセルの関係は、特に東地中海におけるトルコの石油・ガス探査活動に関連して、同様に緊迫したものとなっている。
10月初めの首脳会議で、EU首脳は飴と鞭のアプローチを採用し、アンカラに対し「誠意を持って対話を求め、一方的な行動を控える」ことを約束すれば、より緊密な関係とより良い貿易を実現できるとの見通しを提示した。
しかし、ブリュッセルがキプロス海域の違法な侵害と見なしていることにトルコが固執する場合には、EUは、広範な経済的措置を含め、制裁措置を行う用意があると警告した。
「欧州理事会の結論は、私たちの関係を再開するという真の申し出を伴うが、この前向きな議題についてトルコ当局の側に政治的意欲が必要である」と、ボレル氏は日曜日にツイートした。
「そうでなければ、トルコはさらに孤立してしまうだろう」 と、彼は付け加えた。