
チュニス: 先週国内で対立両勢力の間で停戦が合意されたことを受け、国連のリビア代理大使は、来たる政治対話にて国民選挙の日程が特定されることを期待していると27日、ロイターに対して語った。
「伝わってくるのは、可能な限り早く選挙を望むという明確でまっすぐな意志だ」と、ステファニー・ウィリアムスは述べた。
リビアは2014年以来、西の首都トリポリを拠点とする勢力と東のベンガジを拠点とする勢力の間で分裂している。
先週ジュネーブにて、国連の承認を受けトリポリを拠点とする国民統一政府 (GNA)とハリファ・ハフタルが率いる東部を拠点とするリビア国民軍 (LNA)の間で停戦が合意された。
これまでの停戦合意は守られず、以前のより広範な政治的解決への合意も暗礁に乗り上げた。政治対話はインターネット上で開始しており、11月9日にはチュニスへと場を移す。
国連は、監督する統一政権の形成も含めて可及的速やかに選挙実施の合意を形成することが極めて重要としている。
「どのような最高執行部が合意されたとしても、焦点を明瞭に持っていなければならない―つまり、選挙への準備だ」とウィリアムスは述べた。「選挙日が特定されることを強く期待する」
ウィリアムスは最近の戦火の少なさや8ヶ月に及んだ石油封鎖の終了および国内輸送ルートの再開等の成果、またリビア政界から広く人物の関与を得ていること等を挙げ、対話には期待が持てると語った。
「以前の政治プロセスから、いかなる政治的地盤も排除しないことを学んだ。それゆえ、この対話には前政権の代表者にも加わってもらうことになる」とウィリアムスは述べた。
ロイター