
モハメッド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトの教育大臣は、予想される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波を迎えた場合、国内の学校を一時閉鎖する可能性があると警告した。
しかし、タレク・シャウキー教育大臣は、万一このような措置が必要なら、この学年度を終了させるために、代替手法が準備されると述べて安心させた。
同教育大臣は次のように述べた。「今後数カ月の間に、新型コロナウイルスの第2波が起きても、教育省は十分な準備を整えています」
「さまざまな行政区域のあらゆる教育局は、このウイルスの感染拡大を抑えるために、教育施設や学校内での予防措置を強化する指示を教育省から受けています」
「さまざまな教室にいる生徒たちを守ることは、私たちの大切な最優先事項の1つです。そして、私たちは多数の生徒たち卓越した、質の高い教育を提供するために日夜努力しています」と、同大臣は付け加えた。
シャウキー教育大臣は、このパンデミックのために2020-2021年の新学年度自体を取り止めることは選択肢になく、あらゆる転入試験や認定試験が、生徒たちに割り当てられたこの年度内に実施される予定であることを指摘した。
新学年度が始まって3週目に当たるので、学校への出席率が高く、補習授業を受けている生徒たちのグループはうまく運営されていて、問題は認められない、と同大臣は述べた。
「全国にわたる全ての学校の状況は良好で、計画通りに進んでいます。登校日をきちんと確保し、教育課程の進捗に影響を及ぼすいかなる障害も無くせるように、学校で絶え間ない追跡管理が存在します」と、同大臣は付け加えた。
エジプトの教員と生徒は、登校中着用しているマスクをはずさないことをはじめ、厳格な予防措置を順守してきている。
エジプト教育省当局筋は、教育施設で感染したCOVID-19の死亡者数は、100万人あたり3人で、2,500万人の生徒、教員、管理者、国内の教育組織で働いているその他の職員の中で、感染者はわずか75人しか報告されていないと語った。
保健省と連携して、予防措置は絶えず監視されて、見直されている、とこの当局筋は付け加えた。