
エルサレム:イスラエル議会は火曜日、バーレーンとの関係の正常化に関する票決を行い、議員の大多数が賛成した。
クネセトの議員62名が米国の仲介による合意を支持し、反対は14名にとどまった。
アラブ主導の共同リストは、1967年の第三次中東戦争で奪い取ったパレスチナの領土を占領し続ける限り、アラブ諸国とユダヤ国家との関係正常化に反対するとしている。
テレビで放送された討論会で、ベンジャミン・ネタニヤフ首相は、合意への態度に関し同党を非難したが、将来的には「それを修正する」チャンスがあるだろうと述べ、さらなる外交的な合意が進行中であることを示唆した。
「強いイスラエルは、私たちの間で発展している正常化をまだ公表していない国々を含め、他のアラブ諸国をイスラエルに近づける」と同氏は語った。
「私は、正式に平和の輪に加わる国が増えると確信しています。」
UAEは8月、1979年のエジプト、1994年のヨルダン以来、イスラエルとの関係を樹立した最初のアラブ国家となった。そのすぐ後にバーレーン、さらにスーダンがこれに続いた。
米国が仲介したUAE、バーレーンとの合意は、9月15日にホワイトハウスで正式に成立している。
ドナルド・トランプ米大統領の現政権は、他のアラブ諸国とも同様の合意を仲介しようとしている。
国会で、ガビ・アシュケナージ国防相は、米政権、バーレーンのハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王と皇太子に感謝の意を表した。
同氏はまた、「まもなくイスラエルを訪問する予定」のバーレーンのアブドゥラティフ・アル・ザヤニ外相にも感謝の意を表した。
これら湾岸諸国による合意は、イスラエル・パレスチナ紛争に関する長年のアラブ連盟の政策を破ったとして、パレスチナ人から「裏切り」と非難されている。
「占領を終わらせなければ平和はない」と共同リストのアイマン・オデ党首は討論会で語った。
合同リストは先月、UAEとの合意にも反対票を投じたが、これは圧倒的多数で可決された。
AFP