
パリ: 米国のポンペオ国務長官はフランスの日刊紙ル・フィガロ紙の取材に対し、米国とヨーロッパは、中東におけるトルコのここ数か月の行動に対し、共同で対処すべきだと語った。
ポンペオ氏はアゼルバイジャンとアルメニアの間で衝突が発生したナゴルノ・カラバフ紛争におけるトルコのアゼルバイジャン支援や、リビアや地中海でのトルコ軍の動きを取り上げて、「フランスのマクロン大統領とは最近のトルコの活動は非常に活発化しているとの見方で一致している」と述べた。“
そして、トルコのエルドアン大統領に言及し「米国とヨーロッパは共同でエルドアン大統領に対し、そのような行動はトルコ国民の利益とはならないと説得する必要がある」と強調した。
ポンペオ氏はトルコが軍事力の行使を強めていることに関しては懸念を表明したが、トルコがNATOにとどまるべきか否かについては見解を明らかにしなかった。トルコには米空軍が駐留するインジルリク空軍基地がある。
また、ポンペオ氏はル・フィガロ紙に対し、米国にはまだイランへの圧力を維持するための対策があると語った。
ロイター