
アラブニュース
レバノン軍最高司令官は金曜日、イスラエルとの海上国境交渉において、自国の主権について妥協することはないと述べた。
レバノンのミシェル・アウン大統領は木曜日、米国が仲介する協議の下で、レバノンがイスラエルとの海上国境境界線を画定するためのレバノンの議論出発点について明らかにした。係争中である地域の規模を拡大することになるという情報筋の姿勢を初めて公に確認した。
イスラエルとレバノンは先月、国連軍基地にて長年の敵対関係にあった代表団が、ガスが豊富にある可能性のある地域における炭化水素探査を阻む問題となっていた係争中の国境線について合意に至るため交渉を開始した。
イスラエルはレバノンを攻撃し、レバノン国家内の安定を乱すとの脅迫を続けていると、レバノン独立記念日を2日後に控え、レバノン軍のジョゼフ・アウン司令官は述べた。
「独立からの77年とレバノンは現在、政治的、経済的、社会的レベルで前例のない重要かつ困難な状況にあります」と、アウン司令官は新型コロナウイルスの世界的パンデミックにある中数百人の命が犠牲となった最近の港での事故に触れつつ述べた。
ジョゼフ・アウンレバノン軍司令官は、レバノンのすべての人が、「危機に立ち向かい暴動を鎮圧するため」レバノン軍を頼りにしていると述べ、市民の平和を脅かすいかなる試みも容認しないと誓った。
レバノンは11月22日に独立記念日を迎える。しかしレバノンは、新型コロナウイルスのパンデミックの最中にあるため、独立記念日を祝う国家の祝祭イベントを全て中止した。