パレスチナ、ベツレヘムでのクリスマス祝賀行事の制限を検討

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パレスチナ、ベツレヘムでのクリスマス祝賀行事の制限を検討

パレスチナ、ベツレヘムでのクリスマス祝賀行事の制限を検討

伝統的にキリスト教徒がイエス・キリスト生誕の地と信じるヨルダン川西岸の都市ベツレヘムにある聖誕教会の外で、クリスマスツリーの点灯を祝うパレスチナのキリスト教徒。(File/AP)

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23 Nov 2020 02:11:41 GMT9

パレスチナ保健省、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の蔓延を受け、年末の祝賀会の厳格な制限を推奨
ベツレヘムの経済はクリスマスシーズンに大きく依存

ラマラ：パレスチナ保健省は、新型コロナウイルス感染症の蔓延を考慮し、今年のベツレヘムでのクリスマスのお祝いに厳しい制限を設けることを推奨。

キリスト教徒の聖書で、イエス生誕の地として崇拝される町での祝賀会には、通常、世界中から何千人もの人々が参加する。

しかし、同省は、今年はマンガー広場で開催されるクリスマスツリーの点灯式参加者を50人に制限し、またツリーの照明と地域のレストランの営業を、クリスマスシーズンを通して午後9時にやめることを推奨している。土曜日の勧告の中で、クリスマスイブの礼拝の参加者も限定されなければならないと述べた。

多くのホテル、ギフトショップ、レストランが軒を連ねるベツレヘムの経済は、クリスマスシーズンに大きく依存する。祝賀行事のキャンセルまたは縮小は、今年既に新型コロナウイルス感染症の蔓延で大きな打撃を受けている地域経済に新たな打撃を与えることになる。

パレスチナ当局は、ここ数日中にクリスマスの祝賀行事に関する方針の最終決定を下すと予想されている。外国人旅行者の主要な入り口であるイスラエルの国際空港は、既に何ヶ月もの間観光客に閉鎖されており、どのような決定が為されるにせよ、巡礼に訪れる者の人数は制限される。

ヨルダン川西岸は新型コロナウイルス感染症の症例数が急増している最中であり、イスラエルも猛威を振るう感染症を制御するために9月に課した都市封鎖から回復途上にある。キリスト教徒の間では、イエスが子供時代を過ごした場所として崇拝されるイスラエル北部の町ナザレは、当局によって「制限」ゾーンに指定されており、少なくとも今後数日間はこの地域への出入りは制限される。