
チュニス:チュニジアはイスラエルとの外交関係の樹立には関心がなく、その立場は国際的な変化によって影響を受けることはない、と外務省は火曜日に声明を発表した。
モロッコは今週、今年になってイスラエルとの関係を正常化したアラブ諸国に仲間入りし、イスラエルの特使が国王に謁見するために火曜日にモロッコに到着した。
チュニジアの立場は、ドナルド・トランプ米大統領の政権の強い要請により、イスラエルとの関係を正常化する次のアラブ国家になるのではないかという憶測を覆した。
ニューヨーク・タイムズ紙は月曜日、トランプ政権の取り組みに詳しい関係者が、オマーンとチュニジアが次にイスラエルとの関係を結ぶ国になる可能性があると言及したと報じていた。
「チュニジアは他国の主権的立場を尊重しているため、その立場は原則に基づくものであり、国際情勢の変化によって影響を受けるものではないことを確約する」、と外務省は声明で述べている。
モロッコは、アラブ首長国連邦、バーレーン、スーダンに続いて、イスラエルとの関係正常化に向けて動き出した。パレスチナ人は、イスラエルがまず自らの建国の要求を実現するという長年の要求に対する裏切りと見て、米国の仲介による合意を非難している。
ロイター