アラブニュース・ジャパン
金曜日、日本は草の根・人間の安全保障無償資金協力プログラム(GGP)を通じて、5万8,431ドル(840万996円)をレバノンのベイルートにあるダール・アルアジャザ・アルイスラミーア病院に提供した。
ダール・アルアジャザ・アルイスラミーア病院は、高齢者およびもっとも弱い立場にある人々への医療サービス提供において、中核的役割を果たしてきた。
補助金は先進的データ管理システムの導入に充てられる。システム導入により、患者データの管理がより正確で効率的になり、医療サービスの飛躍的向上が見込まれる。
病院で開かれた記念式典には、大久保武駐レバノン日本大使とダール・アルアジャザ・アルイスラミーア病院の理事長、ウサマ・シュケール氏も出席した。
式典冒頭に日本とレバノン両国の国歌が演奏され、出席者の祝辞と、施設の見学ツアーが続いた。
大久保大使はスピーチの中で、病院が地域の医療に長年貢献してきたことに触れ、日本を代表してレバノンの医療保険セクターを援助したいという希望をあらためて表明した。
シュケール氏は続いて、日本の長年にわたる支援に感謝を表明し、危機的な時期にあって、病院に支援の手を差し伸べた最初の国の一つが日本だったと強調した。