
カイロ:2020年12月24日、治安当局筋は、治安が悪化している北シナイ県のガスパイプラインで爆発が発生したとAFPに語った。
同筋は「(12月24日の)夕方、県庁に関して、アリーシュに供給している主要なガスパイプラインに沿って爆発が起こった」と述べた。
また、爆発は同県の西部に位置するサビカ地域で起こったと付け加えた。
目撃者は、火災現場からの煙と炎が約30 km(約20マイル)離れたところから見えたとAFPに述べた。
爆発の原因はすぐには明らかにされなかった。
エジプトは何年もの間、北シナイ県でイスラム教徒による反政府活動と戦ってきた。2013年に軍がムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)氏を大統領の座から追放して以降、エスカレートした。
北シナイ県知事のモハメド・アブデル・ファディル・シューシャは声明の中で、爆発による死傷者は確認されておらず、アリーシュへの「ガス供給に影響を受けない」と述べた。
また、治安部隊が同地域を捜索しており、当局が調査を開始したと付け加えた。
2018年2月、当局は北シナイ県を中心に過激派に対する全国的な作戦を開始した。
今年初め、「イスラム国」を名乗るイスラム過激派組織は、イスラエルに繋がっていると主張し、アリーシュ西郊80kmのガスパイプラインを爆破したと述べた。
AFP