
ハルツーム:スーダンは、エチオピア人が侵攻しているとスーダンが非難するスーダン・エチオピア国境付近の土地の大部分を支配下に置いたと、スーダンの情報相が土曜日に述べた。
11月初旬にエチオピア北部ティグレ地域で紛争が発生し、東スーダンにティグレの人々を中心とする5万人以上の難民が到着して以来、国境地域の緊張が高まっている。
スーダン・エチオピア国境のスーダン側にあるが、エチオピアの農民が長い間定住してきたアル・ファシュカの農地に紛争が集中している。
ここ数週間、スーダン軍とエチオピア軍の間で武力衝突が起きており、双方が暴力を扇動したと相手を非難している。両国は今週、この問題を巡ってハルツームで会談を行った。
スーダンのファイサル・サレハ情報相はロイター通信に対し、「我々はどんな問題も対話で解決できると考えている。しかし、我々の軍隊は我々の土地をすべて取り戻すためにその義務を果たすだろう。我々の軍隊はこれまでにスーダンの土地の60%から70%を奪還した」と語った。
スーダン軍は防御的に行動しており、衝突は過去2日間で収まった、とサレハ氏は述べた。
「スーダンの諜報機関の報告によると、攻撃を行った部隊の組織、練度、武装は民兵ではなく正規軍であることが確認された」と同氏は付け加えた。
今週の会談に先立ち、エチオピアのアト・デメケ・メコネン外相は、スーダン軍が11月9日から攻撃を行っていたと述べた。
「エチオピアの農民の農産物が略奪され、キャンプが破壊され、自らの農地の収穫も妨げられている。多くの民間人が殺害され、負傷している」と同氏は述べた。
エチオピアのアビー・アハメド首相は木曜日に発表した声明で、「人々の間に敵意や不信を作る隠された目的を持つ者たち」に武力衝突の責任があるとした。
スーダンの当局者によると、国境は20世紀初頭に定められたもので、交渉は10km間隔ではなく2km間隔で追加の目印を土地に設置することに限られているという。
ロイター通信