
アラブニュース
ドバイ:イラクの国立医薬品選択局は日曜日、ファイザーの新型コロナウイルスワクチンに緊急使用の許可を与えた。国営通信社INAが報じた。
これに先立ち、イラクのハサン・アル=タミミ保健大臣は、同国はまもなくワクチンを受け取る予定だと述べた。同社製ワクチンの保存に必要な、専用の容器もセットとして付いてくるという。
「取引には特別な保存容器も含まれている」とアル=タミミ氏はINAに語った。
ファイザー/バイオンテック製のワクチンは、マイナス70度(華氏マイナス94度)前後という超低温で保存・出荷しなければならず、世界中にワクチンを供給するに当たってはこの条件が課題の1つとなるのではないかと懸念されている。
ファイザーによると、ワクチンを冷却したまま保存できるよう、ドライアイスを使用した輸送用コンテナを開発したという。GPS対応のセンサーにより各出荷の追跡や冷却状態の維持が可能になると、同社は述べている。
「ファイザーにはコールドチェーンの輸送に関する豊富な経験と専門知識があり、ワクチンを最長6ヵ月まで保存できる流通拠点を含め、世界中にワクチンを供給する確固たるインフラを有しています」と同社は声明の中で述べている。