
バグダッド、ロイター
ロイターの目撃者の証言によると、イラクの治安部隊は水曜日、バグダッドのシュハダ橋に集まったデモ参加者を解散させるため、空中に向けて実弾を発砲した。
負傷者は出ていない模様である。
国の活動を停止させる努力の一環として、デモ参加者は火曜日の午後から橋を封鎖しており、数千人のデモ参加者が今も首都や南部の州で反政府抗議活動を続けている。
一方、保安、石油関連情報筋がロイターに語ったところによると、南部ではイラク人デモ参加者がナシリア製油所への入り口を封鎖している。
情報筋の話では、ガソリンスタンドに燃料を輸送するタンカーがデモ参加者の阻止によって製油所に入ることが出来ず、ディカー地方全体に渡って燃料が不足する事態に陥っている。
また水曜日には、アラビア湾 岸にあるイラクの主要港、ウンム・カスル港が反政府デモによって封鎖された結果、国家への損失はこれまで60憶ドル以上に上っていると、アデル・アブドルマハディ首相の報道担当官が語った。
「ウンム・カスル港の閉鎖は国に損害をもたらしています。何百台ものトラックがまだ駐車したままです。この問題によって国は甚大な損害を受けています。イラクの損失はこれまでに60億ドルを超えています」とアブドゥル・カリーム・ハラフ氏が記者会見で述べた。