
ドバイ:エチオピアの駐スーダン大使が水曜日、国境問題は「友好的かつ緊急に」解決されなければならないと述べた、とアル・アラビーヤTVが報じた。
ハルツーム駐在のエチオピア大使は、スーダンが11月以来、9つのエチオピアのキャンプを占拠したと主張した。
大使は、エチオピアが、当時アディスアベバの許可なしに締結された1902年の国境協定を拒否したと語った。
しかし、スーダンはエチオピアの声明は事実ではないと主張して拒否し、ハルツームはエチオピアが1902年の国境協定に参加したという証拠を持っていると語った。
エチオピアとスーダンの国境は、北のエリトリアとの国境地点から南スーダンとの国境地点まで753kmに渡って続いている。
これは元々、スーダンのアングロ・エジプト・コンドミニアムに代わる英国と、独立したエチオピアとの間で1902年に確定された。
エチオピアが1902年の条約に拘束されない理由を示唆する多くの議論がなされてきたが、その中には条約の文面をめぐる問題も含まれている。この条約の英語版とアムハラ語版は,英語版とアムハラ語版の文脈が一致していなかったために批准されなかったと考えられている。
1972年、エチオピアと現在独立しているスーダンは、国境の位置に若干の調整を加え、より決定的な境界線の確定を求めた。2019年現在、その作業は続いていた。
11月初めにエチオピア北部のティグライ州で紛争が始まり、スーダン東部にティグライ人を中心とした5万人以上の難民が到着して以来、国境地域の緊張が高まっている。
紛争は、アル・ファシュカの農地に集中しているが、ここはスーダンの国際的な境界線内にあり、エチオピアの農民が長年にわたって定住してきた。
この数週間、スーダン軍とエチオピア軍の間で武力衝突が起きており、双方が相手の暴力を扇動したと非難している。両国は今週、この問題をめぐってハルツームで会談を行った。