
エルサレム:2021年1月31日、イスラエル軍はヨルダン川西岸で軍隊への襲撃の容疑でパレスチナ人を射殺したと報告した。
同軍は声明の中で、「3本の刃物が取り付けられた棒のようなものを武装した襲撃者」がベツレヘムの南部に位置する西岸のジャンクションで兵士を襲撃しようとしたと述べた。兵士に負傷者は出ていない。
同軍は、襲撃したとみられる容疑者の死亡を確認した。
ソーシャルメディアで共有された動画は、灰色のスウェットシャツを着た男性が高速道路の脇を歩いている姿を捉えている。
服から何かを出すようなそぶりを見せ、兵士に向かって走り始める男性の姿が確認できる。発砲する兵士と倒れる男性の姿も確認できる。
同軍は、ほうきの柄にテープで留められた刃物の塊のような武器の写真を公開した。
イスラエルは近年、一連の刃物を使った襲撃や発砲、車で突入する行為などを確認しており、そのほとんどは、武装集団との明らかなつながりがなく、西岸で孤立したパレスチナ人の襲撃者によって行われている。
先週、イスラエル軍の兵士は、ヨルダン川西岸北部で刃物で軍隊を襲撃したとみられる17歳のパレスチナ人を射殺した。
パレスチナ人とイスラエル人の人権団体は、イスラエルが場合によっては過度の武力を行使し、逮捕された可能性のある襲撃の容疑者を殺害したとして非難している。
AP