
モハンマド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトのカメル・アル・ワジル交通相は、同国はアフリカ最大の道路により、スーダンを含むアフリカ9カ国を結ぶ巨大インフラ計画を導入しつつあると発表した。
エジプト議会本会議でアフ・ワジル大臣は、道路と鉄道システムを網羅するこのプロジェクトは、サルームからベンガジまでのルート建設を目指すものであると発表し、エジプトの産業や労働を支え、リビアへの物資輸送に貢献することになると説明した。
「ルートをスーダンから通すかリビアから通すかについてチャドと調整していたが、リビアからチャドを通ってコンゴへと通すことで話し合いが決着した」とアル・ワジル交通相は述べた。
さらに、鉄道システムの開発と並行して、システムにおける安全と人的ミスの防止を実現するために、高速電車の導入も進めていると彼は付け加えた。
また、エジプト国家は陸上港やドライポートの開発にも大掛かりに取り組んでいるとし、13のターミナルと1カ所の物流センターを設置すべく包括的な計画が準備されていると述べた。
これら新たなエジプトのターミナルは、国内外の貿易の流れを促進し、エジプト経済を支え、港湾で物資やコンテナが滞ることを防ぎ、輸送手段間の統合化を図ることを目的としている。
同大臣によると、全部で35のプロジェクトが計画されており、費用総額は150憶エジプトドル(95万1000米ドル)であるという。9つのプロジェクトが総額3億ポンドをかけてすでに完成されており、そのうち最も重要なのが、費用7900万ポンドのクストゥル陸上港の建設と、(9300万ポンドの)アルキン陸上港建設、そして(4000万ポンドの)タバ陸上港の開発である。