
ダマスカス、シリア: シリア軍高官によると3日遅く、イスラエルがシリア南部に対して地対空ミサイルを発射したが、物理的損害のみだった。I
高官はイスラエルのミサイル攻撃はシリアの防空部隊が素早く対処したと語った。匿名の高官はイスラエルの攻撃はゴラン高原からであったが攻撃目標は確認していないとい言った。
首都ダマスカスの住民は爆発音を聞いたと報告した。国営メディアはダマスカスの爆発音は、南部に達したミサイルに対応したシリアの防空部隊のものだと報じた。
国営メディアも攻撃目標を明らかにしなかった。
在英のシリア人権監視団によると、ミサイル攻撃はイスラエル占領下のゴラン高原の端にあるシリア南部のクネイトラ県にある政府軍と同盟国のイランの民兵組織の基地を標的にした。監視団によると、この攻撃で大きな爆発音が生じたという。
イスラエルはこのような報告にはほとんどコメントしないが、ここ何年もシリアにあるイランが関わる軍事標的に何百回ものミサイル攻撃を行ってきた。
イスラエルのイランとイランの同盟国との影の戦争が、サイバー攻撃や、シリアやレバノンの民兵との交戦でここ数カ月激化した。
イスラエルはジョー・バイデン米大統領がイランにより融和的アプローチをとることを懸念している。バイデン氏はイラン核合意への米復帰を望んでいると述べており、これにはイスラエルが頑なに反対していた。
1月に、 シリアのメディアはシリア東部へのイスラエルの攻撃があり、約10年で最悪規模と伝えた。
シリアの反戦監視団体によると、デリゾールとイラク国境で少なくとも18の攻撃がありいくつかの武器庫に命中した。在英のシリア人権監視団によると、14名のシリア軍兵士と、16名のイラク人と11名のアフガニスタン人を含むイランが支援する戦闘員を含む57名が死亡した 。数十名が負傷した。
監視団によると2020年シリアで39のイスラエルの攻撃があり、軍事基地、倉庫もしくは車を含む135の標的への命中を記録した。
AP