ハーグ:国際司法裁判所は木曜日、カタール封鎖が行われている間に差別を行ったとしてカタールがアラブ首長国連邦を訴えた訴訟を却下した。カタール封鎖はその後解除されている。
カタールは、サウジアラビア、UAE、バーレーン、エジプトが、ガスが豊富な国であるカタールが過激派を支持し、イランに接近しすぎているとの主張を巡ってカタールと断交した1年後の2018年に訴えを起こした。
カタール政府は、UAEの行動は国連の条約である1965年の人種差別撤廃条約(CERD)に違反していると主張した。
しかし、国際司法裁判所は、この場合は人種差別に国籍は含まれないとする「UAEが提起した最初の先決的抗弁を支持する」と述べた。
「国際司法裁判所は、カタールが提出した申請を受理する裁判権を持たないと判断した」と、国際司法裁判所のアブドルカウィ・アハメド・ユスフ所長はハーグで述べた。
カタールの対立国は1月初旬の首脳会談で制限解除に合意し、その後間もなくUAEはカタールとの国境を再開した。
AFP通信